林檎のためいき 2011/10/29



起きたらもう

夕方でした。


夜になってゆくのを

体育座りで見ています。

切り落とした爪の先のような新月が

山の上に浮かんでとても

キレイなのだけど

写真に,

わたしが見ているそのままは映らないです。


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昨日、とても素敵なことがありました。

取材で養老猛司氏の講演会に行きました。


わたしが21か22才の、

まだ思春期も脱皮しきれていないような頃、

はじめて養老先生の言葉に触れました。

学校で習ったこと、

概念、常識、世間のルール、

わたしの正義、信念、美学、恋愛観、物の見方、

そういった物に罅が入って崩れ、

丸裸になってしまいました。

檻に囚われたトラが「自由をくれ」と叫ぶから

出してやったら途方に暮れて死んでしまったみたいな・・

なにが言いたいのか例えが明確でないですが、

養老先生の言葉はあの時の私に「自由」を突き付けたのだと思います。


丸裸にされたわたしは、


混乱の中、


「林檎」をひとつ食べました。


それから、風や心に耳を澄ませて、


丁寧に言の葉を拾い歩きました。


逃げませんでした。

そうして自分と向き合うように必死に作ったのが

ジャングル スマイル2枚目のアルバム、

「林檎のためいき」でした。



わたしの中に、

そんないきさつもあり、

養老先生には色んな思いがあります。


幸運にも少しお話しすることができました。


感じたこと

放送でお伝えできたらと思います。




いくのふ