わたしなりの音楽観(2009.07)




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ライブの動画を観てひとり反省会をひらいております。
撮影してくれたのは、ときに親友のようであり心強いスタッフにもなり姉にも妹にもなる従姉妹。リハーサルの模様から本番、最後に皆とリビングでお茶を飲みながら好物のまんじゅう片手にパジャマ姿で「祈り」を歌うご満悦な誰かさんのおまけ映像付きです。いつの間に撮っていたんでしょう・・

6月にご一緒させてもらった「WAYNO」とは今回2度目の共演です。
昨年の春、「南米のフォルクローレの方たちをお呼びしてライブを企画してるんだけど、ぜったい郁ちゃんの声と合うと思うんだ!」と友人が発想し声をかけてくれ実現しました。友人は音楽関係の仕事をしているわけでもしていたわけでもなく、当日のスタッフも周りの仲間たちが集まり助けてくれました。私と一緒に来ていた仲間も自然と受付けの仕事をしお客さんの案内もこなし、そうゆう雰囲気が新鮮でとっても楽しくてその楽しさが大きな活力になりました。おいしいお菓子に自然とたくさんの女性が集まってくるように(←例えが間違ってる?^^;) 楽しいことをしていると人は自然と集まって更に更に楽しくなって力と力が繋がって、あらら?!気がつけばいつの間にやら遠くへきたもんだ!現象になります☆

大変遅くなりましたが、ライブのラインナップを紹介したいと思います。

1  砂山 (詩・北原白秋 曲・中山晋平)
2  生きる(高木いくの)
3  越後上越節(高木いくの)
4  冒険 (Jungle Smile)
5  恋  (高木いくの)

1曲目の「砂山」はリクエストです。
‘‘海は荒海、向こうは佐渡よ‘‘新潟出身のわたしはこの歌いだしだけで日本海の風を感じて鼻の奥がツンとなります。このワンフレーズで一瞬にして聞き手を日本海の浜辺に立たせてしまう北原白秋さんの素晴らしさ!

そして2曲目は私が再び、歌う!と空に叫んだ時に生まれた「生きる」を挟んで、3曲目は入浴中ドライブ中、気づいたら口づさんでる自分で作った新潟は上越の民謡です。「なぜか民謡です。民謡歌ったことありません・・でも歌います 内緒だよ〜!」とちょっと言い訳などして歌ってしまいましたが、嘘ついてしまいました! 私は幼い頃、三味線と民謡を習ってました・・^^:真っ黒い長いおかっぱに着物を着て歌っていたな・・。最初に習ったのは富山の民謡「こきりこ節」。〜♪こきりこのおたけはしちすんごぶじゃ〜(中略)まどのさんさもデデデコデン、風のさんさもデデデコデン♪〜なんのことやらさっぱり歌の意味などわからなったけど節も言葉の響きもかわいくて、習った中で一番好きな民謡でした。

そういえばWAYNOの唯一の日本人メンバー、バンマスの谷中さんは富山の方でWAYNOは「こきりこ節」をカバーしています。ルイスが奏でるペルーの民族楽器「サンポーニャ」は長さの違う細竹を音階順にならべてひとつにした笛ですが太古からの遊び心や優しさを運ぶ風のような音色です。目を閉じて聴いていると私はいつの間にか鳥になってアンデスの上空にいて頂きに残雪する山脈を風に乗って旋回しています。レイデルが奏でる「チャランゴ」はバイオリンくらいの大きさの10弦ギターと云えばいいのかな、キラキラした音色で躍動感を作ります。とても素敵なんです。サンポーニャが風ならチャランゴは光でしょうか。このふたつの楽器に乗って「冒険」を奏でたら、いい風吹いちゃうよな〜!キラキラしちゃうよな〜!とワクワクしながら選曲しました。編成はコントラバス、パーカッション、ギター、サンポーニャ、チャランゴ。

最後の曲は今年の春に夜桜を愛でに行ったときに作った「恋」という歌です。WAYNOの手にかかると自分の歌の彩りが変わります。暗かった部分に花が咲いたり明るかった部分に雲がかかったり、歌に翼が生えて遠くまで飛んでゆく、というより遥か遠くから飛んできて高く空を翔け上がっていきます。民族楽器の妙かな・・。この世に生まれて30数年の記憶と経験で物事を判断してしまうところがありますが、生まれたときから知っていることの方がほとんどでしょう。自分を、この星を、ただ愛して、この声は歌に羽根を生やすことに使っていきたいです。